2008年9月10日(水)

　この夏の18切符もこれで最後。二日目は朝5時起きでホテルを出て、駅周辺をうろうろしてから6時前の列車に新潟から乗る。元の計画と違って月曜日なので、ラッシュに巻き込まれるのは仕方ないが逆に都合の良い事もある。
　前日に乗った越後線で三たび吉田へ向かう。115〜。こんなに朝早いのに学校に行く高校生が多くて驚く。ちょっとずつ客は増えて吉田着。また来た。ここからは弥彦線で東三条へ向かう。東三条からは新潟に一度戻るので、つまりは一周してくるということだ。

越後線からみた信濃川。

　吉田からの弥彦線の列車は通勤通学の人で混んでいた。それぞれの駅でどんどん乗ってきてこみこみ。20分程なのでいいかと。こういうときはこの115じゃない方がいいな。燕三条では上越新幹線との接続駅なので案内があったが、新潟行きは乗る人いるのだろうかと聞いてて思ったり。近いしな〜。吉田から東三条までの途中駅は、燕か三条どちらかが付いてる駅名ばかりだ。

吉田にて東三条ゆき。

　東三条で新潟行きに乗り換え。すでに結構な行列だ。新潟に着いたら8時過ぎになるのでいちばん混んでる時間帯だ。来たのはまたも115・・。こういう時はロングシートのE127でもいいのだが。なぜかぎりぎり座れたので、じっとしつつ窓の外をずっと見てた。さすが新潟、広がる田んぼの広さは尋常じゃないな。
　後の行程からして途中の新津でおりても良かったのだが、そのまま新潟へ。さすがに混んでると疲れるな。しかしこの後の列車はすべて今回のコンセプト通り、なるべく疲れないで行けそう。次に乗る列車は新潟発会津若松行きの快速あがの。新津から磐越西線を走るので新潟まで戻ってこなくても良かったのだが、やはり始発駅から乗りたいので。
　新潟から会津若松まで直通列車は少なくて、快速は一日一本のこれだけだ。朝0822発で会津若松1042着なので、休日ならけっこう混みそうだが平日のこの日は空いていた。これは日程変更して良かったかも。車両はキハ110。やっと115地獄から解放された（笑）以前盛岡周辺で乗ったキハ110は急行仕様だったので、向かい合わせの一般車は初めてだ。向かい合わせは2列×1列なので少し座席が少ないな。

快速あがの

　空き気味な快速あがのだったが、乗ってる客はさすがに会津若松まで行く人が多かった。新津から磐越西線へ。田んぼばかりの景色から徐々に山へ。車両の性能がいいので坂でも速い。しかし行き違う列車は国鉄型ばかりだった。キハ110の列車は少ないのかな。ずーっと山の中だったが、喜多方の直前でいきなり目の前の景色が広がった。会津盆地に着いたのがよくわかる。

山から盆地に降りてきたところ。

喜多方まで来たら会津若松はすぐだ。前回ここに来たのは只見線に乗った時か。だとすると相当昔だ。今回はここで2時間程あるので、ちょっとだけ観光だ。いろいろ見るところはあるだろうが、母上の助言を得て飯盛山だけでいいかな〜と。市内巡回のバスに乗ろうと思ったが、2キロ程なので待ってるうちに歩いて行けそうだったのでがんばって徒歩で出発。ごく普通の町中の道だが、街路樹が松だ。さすがと言うべきか。

会津若松駅。

　なんとか飯盛山に徒歩で到着。さすがに月曜なので観光客は少ない。山というからには登るしか無いのだが、けっこうな段数の階段が・・。階段の横には有料の！エスカレーターがあった。入場券を買う窓口じゃなくて、エスカレーターの券を買う窓口だったのか（笑）年配の観光客は迷わずそちらへ。僕は自力で登ったが、歩いてきたうえにこの階段なのできつかった。

階段下・・。右に有料エスカレーターが。

　山の上に着いたあとは白虎隊のお墓とか見てまわったり景色を眺めたり。

　さざえ堂も中に入ってみた。螺旋状の内部になっていて階段ではなく坂で登る。登る人と降りる人が出会う事の無い一方通行になっていて、とても不思議で奇妙な建物だ。

さざえ堂。本名はなんだっけ・・

　さらっと見て回った後、会津若松駅に戻る。帰りこそバスに乗ろうと思ったが、またもや時間が合わない。あきらめて徒歩で戻った・・。まあいい運動か。
　次に乗る列車が今回の旅行の目玉だ。会津若松発鬼怒川温泉行きのAIZUマウントエクスプレス。車両は元名鉄北アルプスのキハ8500〜。僕が前回この車両に乗ったのは廃止間近だった特急北アルプスだった時。あれからもう何年も経ったのだな。

また無駄に長くなったので分割・・

キハ8500。名鉄の時そのままだな。