はらえもんは日本に5人いるようだ。 > どこでもドアへようこそ > 2004年11月29日(月)

2004年11月29日(月)

  • 2004年11月29日(月) 午前2時29分55秒

助言と立場

 友人から元気のない声で電話がかかってきた。彼はちょっと先だけど結婚の予定がある。そうなると悩みも多くなるようだ。ちょくちょくそういう悩みを一方的に(笑)僕に電話で話したりしていたのだが、今回はいつもよりもずっと暗い。あんまり内容を書くのはプライバシーに触れてしまうので詳しくは秘密だが、どちらかと言うと精神的な悩みだ。僕にそういう事を話すのは、今の僕にとっては彼くらいだろうか。彼の少し暗い声を聞いて、僕と話す事で少しでも元気が出るのなら協力したいと思うと同時に、彼をうらやましく感じた。僕は自分亥悩みがあってもそれを誰かに言う事は苦手だ。相手に受け入れられるかどうか自信が無いのだな。そこのところを既に超えている彼がうらやましく感じているのかも。と、僕の事は今回どうでもいいのだ。
 彼の悩みに対して僕が何を言えばいいのか。しゃべりながら考えつつしゃべる感じだった。彼に対しては僕は何でも言える。と同時に彼は僕に何でも言える。そういう関係だからこそ悩みも話してくれるのだし、元気を出せとかがんばれとか抽象的な事を言っても意味が無い。そんな言葉を聞きたいのなら僕に電話はしてこないだろう。だがはたして僕に何が言えるのか。結婚前後の経験がある訳でもないので、何を根拠に助言できるのか。というか助言なんてそんな偉そうな事が言えるのか。そういってしまえば偉そうな事が言えるのは自分の親くらいだろうけど。などといろいろ考えながら話をした。話しているうちに、あーこれは彼に言っていると同時に自分にも言い聞かせているのか?と思い始めた。それを自覚してからは、少しは彼の力になれそうな事も言えたような気もする。電話を切る頃には、彼の落ち込みの度合いを少しは減らせたようだ。少し声も明るくなっていた。それは彼にとって気のせいでもいい。そういえば、空元気でも元気、とか漫画にあったよな。

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