はらえもんは日本に5人いるようだ。 > どこでもドアへようこそ > 2003年9月1日(月)

2003年9月1日(月)

  • 2004年7月21日(水) 午前2時38分47秒

「叫ぶ男の肖像」と・・

 最終日の東京もおそらく盛り上がったであろう福山芳樹バンド(仮)のライブ。そしてやっと出た福山芳樹ソロアルバム。ハミング解散から3年以上経ってやっと出た。その名も「叫ぶ男の肖像」!!24日のライブ会場で売ってるはずだよなーと思ったが、ライブの前にどうしても1度は聞いておきたかったので購入。ネットで買うのって楽だ〜。まあ普通に店に売ってるとは思えなかったし。
 今回のアルバムはHUMMING BIRD時代の曲がほとんど。未発表曲ではあるけどハミングのライブではやったことがあるという曲が多い。「この空の下に君がいるから」は一度CDにもなったが、普通では手に入らない幻のCDだったので、やはり今回が初と言ってもいいかも。まず聞いてみた。うーむ、「叫ぶ男の肖像」というほど叫んではいないな。この空〜は好きだな。あとやっぱり「真っ白にかわれ」。これがこうなるとは。「誰かが君を待っている」は昔のデモテープらしい。そのままだそうだ。「Mad Machine」はちゃんと歌詞を読んだのは初めてだけど、やはり恐ろしいね。普通じゃないや。とりあえず何回か聞いておいてライブへい行った。
 会場で福山芳樹ロングインタビューの本が売っていたので、購入。読まずにまずライブ。盛り上がってへとへとになって帰り道、京阪特急の中でせっせと読んだ。映画のパンフ並みの大きさで30ページほどもあって字も小さいので盛りだくさんの内容。というか、その内容は前半はどうして3年半もかかったのか、そしてアルバム一曲ごとの細かな解説。ハミング解散後の1年半は声が枯れていて手術まで考えたとは驚いた。ずっと半音下げでアコースティックライブをやってたのもそのせいらしい。そして曲ごとの解説は・・・、プロってそこまで考えて録音するのだなー、という感じ。この曲はこんな感じで〜とかだけでなく、もっと細かくインタビューでもしゃべってる。驚くほど。僕ではその音楽用語についていけない。これを読んだ後だと素直に曲を聴けないね。ここのドラムはこうして録ったんだなーとか、この部分だけベースが〜〜なんだ・・とか。今回はすべて自分でプロデュースとかもやってるとのことだし、自分が最高の状態の時の歌声だと言っている。一度録音が終わって一年後に録りなおしたりしてるそうだ。そりゃ時間もかかるよな。
 そしてインタビュー本の後半はハミング・バードについて。なぜ解散したのか?とか、今まで僕が知りたかったことがすべて書いてあった。僕は読んでいるうちにだんだん固まってしまった・・。分かったのは音楽的な問題で解散したわけではないということ。印象的な言葉がこの本の中の後半にはたくさんある。「俺たちの音楽性ってのはこの3人だけできめられねえのかよ。今までの自信満々のハミング・バードはどこいったんだ」とか「それまでは箸が転がっても笑うぐらいな状態だった。それが〜〜」「あんなに良かったバンドがこんなになっちまうなんて」。だが、福山芳樹本人が「俺だってハミング・バードのファンだったんだから」と。必死に読んだら泣けてくるな・・・。
 今回のアルバムではハミング・バードの事に決着がついたようなので、新曲が期待できそうだ。次は今週のアコースティックライブ&握手会だーー!その次は・・年末だ!!

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