2020年8月10日(月)

　奥さんの提案であまり人のいないところへお出かけ。本来は実家へ帰ったりしているはずだったけど、みんなで集まるのはちょっと・・ということで。今回は和歌山のあらぎ島へ。あらぎ島といっても島ではなくて・・僕は地名は知らなかった。そういう風景のところがあるということを知ってた程度。

　いつも桃の時期に通る道で和歌山の山の方へ。途中道の駅に寄りつつ、以前行ったふうの丘へ。

　そこでトマトをコンテナ買い〜。買ったのは1000円のだったかな。すごい量だ。

　そこからさらに寄り道を。これまた山の中の紀美野町にある、kiminokaへ。農家がやっているジェラート屋さんなのでラインナップが面白い。奥さんがここに来たことがあるというのもすごいな・・

　とても山の中なのに、次から次へと車がやってくる。すごい人気だ。みんなよく知ってるよな〜。そして美味しかった。

　そこからあらぎ島へ向かう・・のだけど、7月前半の大雨であちこちでがけ崩れが起きて、道が通行止になったりしている。それを迂回する道がものすごかった。。こんなところとか、

　こんなところとか、

　こんなところとかを通ったりして。いまいち写真じゃ伝わらないけど、かなり細い道がえんえん続いて、これ対向車が来たらどうするんだというのがずっとだった。。

　そしてなんとかあらぎ島に到着。少し離れたところに駐車場があったので、そこに止めて歩いて行くと見えた〜。これは素晴らしい景色。

　小さい展望台になっていて、ここへも次々に人がやってきては写真を撮ってた。
　そして近くに道の駅があるので、そこでお昼ごはん。

　あらぎ島の道の駅を出てからは、有田川沿いの道を走る。通りがかった途中のダム湖にかかる吊り橋を見物。僕は渡らないけど（笑
　谷が深くて川幅がちょうど良いのか、吊り橋がとても多い。

奥さんが真ん中付近に写っているのです。

　ここからは僕の希望で、御坊市の紀州鉄道に乗りに行く。名前は大きいけれど、他と乗り入れのない路線としては日本最短の鉄道だ。長さは2.7キロしかない。近畿のケーブルカーを除く近畿の鉄道路線で、僕が乗ってないのはここだけだ。

　けっこう遠かったけど御坊駅に着いた。

　紀州鉄道乗り場は御坊駅のホームの片隅にある。JRの改札を素通りして端の方へ。当然だがICカードなんかは使えない。ホーム上にあるのはJRからの乗り換え用だ。
　車両は信楽高原鉄道からの中古車。そちらに新車が入ったので無償で譲り受けたとのこと。紀州鉄道で今現在走れる車両は2両だけだが、どちらも信楽からやってきた車両だ。僕が信楽高原鉄道に乗った時に走ってた車両なので、ひょっとしたら昔乗ったことがあるかもしれない。

　車内はエアコンがあまり効いていなくて暑かった。地元の人も乗っていたけど、主に僕みたいな人々が乗っていた（笑

　発車してしばらくの最後尾からの景色。遮断機のない踏切が見える。数年前に脱線事故を起こしてから、枕木がいくらか新しくなったらしくて、コンクリの枕木が少し見える。スピードは30キロくらいまでしか出さないようだ。

　紀伊御坊駅の横で保存されつつ店舗になっているキハ603。昔からいろんな本などで見た紀州鉄道のイメージはこの車両だ。

　紀伊御坊駅に車庫がある。右奥にさっきの保存車両が見える。左手前に留置されてるのが、走れるもう1両の車両でこれも信楽から来た。その奥には既に引退したレールバスが見える。紀伊御坊から乗る人がいたのには驚いた。地元の人っぽかったし。

　そして終点の西御坊駅で、全線で8分ほどの乗車。しかし予想通りすごい駅だ。今にも倒れるんじゃないかな・・。ホームに降りたらこの感じ。以前はもう1駅路線が長かったが、路線が短くなったのを鉄道雑誌で知った気がする。30年は前の事だが。。

　駅正面。

　そして外に出て終点側。

　折り返しに乗って帰るのだけど、30分ほど時間がある。暑い中商店街の方へも行ってみたけどこれといって何もなく。あまりに暑いので近くの本屋に避難した。

　折り返し発車前に車内から、廃止された路線の方を見る。橋はなくなっているけど、線路はずっと残っているらしい。今回は見に行くには暑すぎて元気がなかったな。

　折り返しの車内も、行きで見かけた人とその筋の人ばかりだった。この運賃ではもちろん採算は取れなくて赤字だけど、親会社は紀州鉄道という名前を求めて買収したので、鉄道が廃止されることはなさそう。

　暑い中、付き合ってもらって感謝。

　御坊からの帰りに、しらすを買って帰る。

　そして家に帰って・・・

　しらす丼〜。長い一日おつかれさまでした。

　驚いたことに、ジェラート屋さんの　kiminoka が8/17にテレビで紹介された！　これでしばらくは客が押し寄せて来るな・・。紹介される前に行けて良かった。